居酒屋で転職されて仕方なく求人を出す。

 

焼鳥屋の店長として働いていた時の話である。2人のスタッフが「もっと可愛い子がいる会社に転職したいんですよね。」と言い残し急に今のシフトで辞めると話を切り出したのである。その為に次のシフトから入るスタッフが必要になった。急募の求人を出してすぐに連絡が来たのは女の子であった。正直に、私はすぐに辞めてしまうのだろうと思ったが、辞めたのは私の方が早かった。その子のバイト経歴が調度、丸2年たった時である。私が、送別会をしてもらっているときに彼女から【私、今日で働き始めて2年になるのです】と聞いたのを覚えている。私は、【正直に話すとすぐに辞めると思っていた】だが、あなたは辞めなかった。そう思っていたことを謝らないといけない【申し訳ない】彼女は、そんなこと謝らなくていいですよ、と言って続けて話してくれたのは、他のスタッフの事であった。

女だから、と特別扱いが本当になかった事が嬉しかった。男女は平等でと口では言っていても特別扱いされることが多いのであろうが無かったこの店は本当に嬉しかったと話してくれた。女性スタッフは、何処でも特別扱いされるのが普通であり、当たり前のことだと感じている。だがその中には、それらを本当に毛嫌いする女性もいるのだと話してくれた。彼女は弱弱しい女性だけがいるのではないと主張したいのだと話してくれました。