町の小さな映画館へ転職

ある日、突然会社の経営状況が暴落してしまい転職をせざるをえない状況になってしまいました。

前職は映画やテレビなどの制作会社です、小さい会社でこれといった大きな作品もなくマイナーな作品が多くコアなファンからの支持だけでやってきた会社でした。

 

会社の所在地自体も都会のビルが立ち並ぶような場所ではなく、下町のような雰囲気のまったりとした地域でどちらかと言えば田舎になると思われるような場所でした。

 

そんな地元が好きで離れる気はありませんでした。

しかし、求人を出しているような会社やお店も正直少ないです、働くために上京した人は数えきれないほどいます。

どうしても離れてたくなかったのだが、職を失ってしまった以上この大好きな下町から離れる時が来てしまったと覚悟をしました。

 

しっかりと思い出に残しておこうと町をふらふら歩いていると、小さな映画館が目に止まりました。

するとそこにはなんと、求人の広告が貼りだしていました。

慌てて電話をし、話を聞きました。

 

この土地を離れたくなかったことや、制作会社での経験をアピールしたところ、見事採用。

無事に転職することが出来ました。

大好きなこの下町に居られることや、前職での経験を活かせる求人に巡りあえたので私にとって夢のある転職経験となりました。