転職アドバイザーの宿命

俺は、いま求人を取り扱う会社で働いており求職者や転職者に対してアドバイスを出す仕事をしている。

求職者の経歴や、取得資格などから判断する場合もあれば、おおまかにどのようにすればいいかなどのアドバイスも行っているのだが、もちろんクレームなども来るのだ。

 

例えば、アドバイス後に実際にその職場へ面接にいった人からのクレームであれば、

「教えてもらったところに行ったが、必須資格が全く違っていて恥をかいた!どうしてくれるんだ!」

というのもあった。

当然ながら全ての企業が求人情報通りの要項とは限らない、確認した後から内容の変更などがあることは珍しくない。

 

そしてもう1つ珍しい相談内容があったので紹介したいと思う。

転職を希望している人からの相談内容なのですが、判断しにくい内容を言われた。

「すみませんが、夢のある仕事に転職したいのですが何かありませんか?」

この時ばかりはすごく困ってしまった。

なんせ夢のある仕事と言っても人によって全く違ってくる。

こちらからの質問攻めとなってしまいがちになる…。

「現在のお仕事は何をなされていますか?」

「何か憧れていた職業などはありますか?」

 

いくら紹介しても、ああでもないこうでもないでなかなか決まらなかった。

その人を見てどの仕事が合うのかという転職のアドバイスは相当難しいものだった、今後同じような相談があった時にどう対応するかが課題だ。